UPPER SYSTEM

私はExcelで毎日その日のタスクを列挙し、開始時刻と終了時刻を記入することで作業の進捗を可視化しています。

予定の工数と実績の工数を比較して、自分の見積もりの甘さに反省する毎日、非常に真面目な社畜です。

さて、朝に出社するとその「作業管理.xls」を開き、シートを複製し、その日の予定を整理するのですが…。

「コピー先のシートにはすでにある名前”days122”が含まれています」（正確では無いと思いますが、こんな感じ…）とよく分からない確認ダイアログが出て、

「はい」か「いいえ」を選択しなければなりません。

「いいえ」を選択すると、新たな名前の入力を選択することが求められ、「はい」を選択すると同じようなダイアログが延々表示され続ける。

結果として、何回も「はい」のボタンを押下しなければならないという状況です。

私は最近いわゆるデスマ状態であったこともあり、根本的な問題を解決することが面倒で、毎日取りあえず「はい」を連打してダイアログを閉じていました。

疑問の放置はよくないですね。疑問を解決していく姿勢の人とすごい差がついてしまうんですよね。

…検索してこのページをご覧いただいている方は非常に優秀なビジネスパーソンに間違いありません。

Ctrl + F3を押すと以下の画像のように定義された「名前の管理」が行えます。

この例ではテストで3つ作成したのみですが、先に述べたような名前の重複があるシートでは、名前の定義が大量に出ていたり、ファイルのコピーにより参照先が意図しないものとなっていたりすることでしょう。何はともあれ、Shiftキーを押しながら↓矢印を押していくことで複数の名前の定義が選択可能ですので、必要でない名前の定義をすべて選択して削除してしまいましょう。

手動で削除が厳しい場合は専用の用途のマクロを拾ってきましょう。名前を削除するマクロはメジャーですので、検索をすれば簡単に見つかります。マイクロソフトストアで見つかる「XLStylesTool」などがオススメのようです。

これで毎日少しずつ蝕まれていた時間と精神を守ることが可能です。

なお、本来、名前の定義とは”可読性を高める”、”数式などをみた時にぱっと分かり易くする”ためのものです。

（例えば($C$3:$C$8,G11,$H$3:$H$8)→”種類”）

実際のところ、あまり使っていないでしょう。このページにたどり着いた方は少なくともそうかと思います。ちなみに私も全く使いません。使ったことがありません。

（社内での共有ファイルの場合は名前の定義に何らかの意図があることも考えられるので、削除の前には気を付けてくださいね）

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