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配列数式で1000番台のMAX値を求める

単なるMAX関数だけでは求める値が得られない。

 

例えば、「10000以内の値の中での最大値を求めたい」というニーズは多いと思います。

 

もちろん、関数を組み合わせれば(例の場合IF関数とMAX関数)求めることは可能です。

 

ただし、上級テクニックとして”配列数式”というものが存在します。

 

今回私の場合、「1000番台、2000番台それぞれの最大値を求めたい」という必要があり、配列数式に手を出してみました。

 

 

max関数
上の図D2セルには「=MAX(IF(3000<=A3:A11,A3:A11))」と記載されています。

 

これの意味するところは
A3セルからA11セルまでの間で3000以上の値の場合、A3からA11の範囲内の最大値”となります。

 

ctrl+shift+enter(式の両端を{}で囲むため)を押下すると「3060」となります。

 

通常のMAX関数だけでも結果が同じなので例が悪いですね…。

 

では、2000番台でのMAX値を求める場合を見てみましょう。

 

max関数
上の図C2セルには「=MAX(IF((2000<=A3:A11)*(A3:A11<3000),A3:A11))」と記載されています。

 

これの意味するところは
A3セルからA11セルまでの間で2000以上かつ3000未満の値の場合、A3からA11の範囲内の最大値”となります。結果は「2080」となります。ここでは複数条件の記述として『*』(アスタリスク)マークを使用しています。

 

ポイントは2点です。

 

(1).『Ctrl』と『Shift』と『Enter』 式の両端を{}で囲むおまじないです。
(2).複数条件を使用する際は*で並列する

 

以上、配列数式の利用例でした。

 

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